前回の記事にて、フッ素(テフロン)加工の鍋やフライパンで揚げ物は危険なのか?についての記事を書きました。
この記事は前回記事の関連した内容となっています。
揚げ物専用の鍋を使うメリットや選び方、わが家の購入したホーロー製鍋のレビューを書いていこうと思います。天ぷら鍋のご購入の際の参考にご覧になってみて下さい。
- 揚げ物専用の鍋について
- 揚げ物鍋の選び方について
- ホーロー製の鍋について
揚げ物専用の鍋を使うメリット
揚げ物専用の鍋で揚物するメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 劣化・変形の心配が少ない
- 裏返す手間が省ける
- 揚げムラが少なくなる
劣化・変形の心配が少ない
先程ご説明した内容ですが、フッ素(テフロン)加工されたものは揚げ物に使用すると劣化が早く進みます。
揚げ物専用の鍋を使うと、高温調理に耐えられる素材が使われているので、鍋の劣化・変形の心配が少なく済みます。
裏返す手間が省ける
平べったいフライパンとは違い、深さもあるので、調理中に裏返す手間を減らし、短時間で揚げることができて便利です。
揚げムラが少なくなる
揚げ物専用の鍋は伝導性・保温性に優れ、油に熱が均等に入るため、揚げムラが少なくなり、上手に揚げることが出来ます。
揚げ物用鍋の選び方
揚げ物専用の鍋を選ぶ際のポイントを4つのポイントをご紹介していきます。
- サイズ
- 材質
- 形状
- 便利機能
サイズ
家族の人数・用途に合わせて選びましょう。
一人暮らし・少量の揚げ物 | 直径16cm |
3人以上の家庭・頻繁に揚げ物をする | 直径22cm |
また、大きな揚げ物鍋をすでに持っている場合も、小型の鍋がひとつあるととても便利ですね!少量の油で揚げられ、温度が上がるまでの時間も短いので、効率よく揚げることが可能となり、お弁当用の品にちょっとだけ揚げる時にも便利です。
注意点
ガスコンロに対し鍋があまりにも小さすぎると、引火の危険があるので五徳に合ったサイズかどうかもしっかりと、確認しておきましょう!
材質
鍋の材質によっても揚げ上がりが変わるので、慎重に選びたいポイントです。それぞれの特徴を確認し、使いやすいものを選びましょう。
鉄製の鍋
保温に優れている鉄。そのなかでも鋳鉄製の鍋は多くのプロ料理人も愛用していることで有名です。
油を高温に保つことができるので、大量に揚げ物を作る時や分厚いお肉をじっくり火に通すのにおすすめな鍋です。揚げ物は温度が大事となるので、高温に保てる鉄の鍋は揚げ物に適しているといえます。
また、鉄製はお手入れが比較的簡単です。油がなじむほど使いやすくなってくると言われており、頻繁に揚げ物をされるというご家庭にぴったりです!
- よく揚げ物をする
- お手入れは簡単に済ませたい
銅製の鍋
鍋に使われる素材のなかで、最も熱を伝えやすい銅素材の鍋。油を素早く最適な温度にすることが可能です。保温力にも優れており、高温に保ってくれるので高温でサクッと揚げたい天ぷらなどがやりやすいです。
ただ、銅製の鍋はお手入れが少し面倒となります。油がすぐに酸化してしまうため、揚げ終わったらすぐに油を取り出す必要があり、出来たての揚げ物をすぐに食べたい!という方にはあまり向かない素材かもしれません。
- 保温力に優れた鍋が欲しい方
- お手入れ<機能性を優先されたい方
ステンレス製の鍋
ステンレスの最大の特徴として、以下の2点が挙げられます。
- 錆びにくくい
- お手入れしやすい
保温力も比較的高く、からりと上手に揚げることができます。傷や変形にも強いので、使い方を間違えなければ長く保つことが出来ます。
- とにかくお手入れを簡単に済ませたい方
- 物を長く保ちたい方
ホーロー製の鍋
鉄の強さとガラスの長所をあわせ持つホーロー鍋は、お手入れしやすいのが魅力です。においや汚れがつきにくく、見た目もきれいに保つことができます。
ホーロー製の揚げ物鍋には、素地となる金属部分にほうろう用鋼板が使われており、蓄熱性に優れているのが特徴となります。なので、油の温度を保ってカラッと揚げることが可能です。
ただ、ぶつけたりするとヒビが入るおそれがあるの取り扱いには注意してください!
- 機能性とお手入れ機能両方重視される方
- 料理初心者の方(揚げ物)
形状
揚げ物用鍋の保温力は材質だけではなく形状によっても変わってくるため、形状も選ぶポイントとして覚えておきましょう。
調理中の温度を一定に保つのには、ある程度たっぷり油を入れる必要があります。同じ容量なら、少し深めの形状がおすすめです。
上部分が広がっている鍋がおすすめですよ👍🏻
便利な機能付き
そのほかの様々な便利機能によって使いやすさが変わってきます。自分に必要な機能をチェックしていきましょう!
温度計付き
揚げ物初心者の方などにおすすめしたいのが、温度計が付いている鍋です。
油の温度を知るのには衣落としたときの上がり方や、菜箸から上がる気泡などで知ることができますが経験が必要となり、正確な温度を知ることは大変難しいです。なので温度計がついていれば、適温が一目で分かり失敗することが少なくなります。
揚げ網付き
調理中の動作をスムーズにする機能として、揚げ網がついている鍋がおすすめです。
揚げ終えた食材をそのまま鍋の縁に置いておくことができるので、動作がよりスムーズにできます。なにより、切った油はそのまま鍋の中に落ちるので、油切りバットを使う必要が無くなり、後片づけが楽となります。
オイルスクリーン付き
油はねによる火傷や、はねた油によって汚れてしまうフローリング。油はねは避けられないけど、できるだけ防ぎたいですよね。
別々で買うのは嫌だな・・・
オイルスクリーンが付いている鍋のがおすすめです。なお、鍋の縁が内側にカーブしていて、オイルガード付きの鍋もあるので、しっかり調べてから購入するようにしましょう。
私は油はね防止ネットをダイソーにて200円(税抜)で購入しました↓
完全にではありませんが、かなり油はねが軽減され、200円でいいの!?と思える商品なのでお試し感覚に購入してみても良いと思います。
注ぎ口ありの形状
油をポットに移して再利用されるのであれば、必ず注ぎ口のついたものを選びましょう。 手早く作業できる上に、油をこぼす心配もグンと減ります。
わが家は油は基本的には大体2回使ってから廃棄するので注ぎ口ありのを選びましたが、本当に便利です!
新調した揚げもの鍋
新築をきにIHとなり、新しく慎重した揚げ物鍋はこちらです。
何がいいのか分からず、クチコミをひたすら漁り、私にとって良い口コミが多くあったのでこの鍋にしました。個人的に気に入ってる部分を挙げていこうと思います。
\お気に入りポイント/
- 内側が白い
- 焦げ付いてもよく取れる
- 低価格
内側が白い
内側が白いので油の汚れがすぐ分かり、揚げカスが見やすい!
焦げ付いてもよく取れる
底に焦げ付いてしまったとしても、お湯につけておき、スポンジで洗えば簡単に取れるから楽!
レビューにて『すぐ焦げ付く』『焦げ付いたら取れない』などの意見をお見かけしましたが、私はそのように感じた事はないです。以下のような事が推測できます
✓『ぐ焦げ付く ▶︎▶︎▶︎ 油が少ない時に焦げ付く
✓焦げ付いたら取れない ▶︎▶︎▶︎ 熱いまま洗ってしまっている/表面にキズ→焦げが取れなくなる。
低価格
アマゾンで購入しましたが、価格は1,860円(22/12/07現在▶︎▶︎3,980円)とリーズナブルな価格。値段の割には満足度の高い商品だと感じます。
使用歴2年以上経過しましたが、まだまだ使えるので、低価格で長持ちさせたいとお考えの方にはおすすめできる商品です!
まとめ
揚げ物鍋を選ぶ際の重要となるポイントについてご紹介しました。日頃調理されているフライパンを揚げ物鍋に代用されている方も多いでしょうが、フライパンの劣化と繋がりうるためあまりおすすめは出来ません。
あまり揚げ物をされないようであれば、小さな鍋などで十分だと思います。大事なのは、使用用途に合っている鍋かどうかです。使用目的、ライフスタイルにあった揚げ物鍋を慎重に選んで後悔のないようにしましょう。
この記事で主に伝えたかった事
- 揚げ物鍋専用を使うメリットは①劣化・変形の心配が少ない②裏返す手間が省ける③揚げムラが少なくなるの3つある
- 揚げ物鍋の選び方のポイントは、サイズ・材質・形状・便利機能の4つを重要視して選ぶと失敗しづらい
- そこの白い鍋は油の汚れと揚げカスが分かりやすい
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