【使用歴3年】玄関ドアのスマートキー(電子錠)は必要?メリット・デメリットについて

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近年では導入が当たり前になりつつある玄関ドアのスマートキーですが、本当に必要なのかについて感じた感想をまとめてみました。

3年前に完成したわが家ではスマートキーを導入していましたが、入居1ヶ月で思わぬ落とし穴を発見・・・。住み始めて1年半経った頃には無事解決し、今ではすっかりスマートキーのある生活が当たり前になりつつありますが、ご家庭によっては様々なデメリットを体験されていると思います。

今回はわが家で起きたデメリットの体験に加え、採用された方々が感じているデメリットについてまとめていこうと思います。

この記事の内容
  • 玄関のスマートキーの特徴
  • スマートキーがおすすめな家庭
  • スマートキーのメリットとデメリット
目次

スマートキー(電子錠)の種類とその特徴

玄関のスマートキーとは金属製の鍵を使わず、名前のとおりスマートに玄関ドアを施錠・解錠できるシステムのことです。
キーレスキーとも呼ばれるものなど様々な種類があり、それぞれの特徴も異なります。

まず、種類としては以下の5つあります。

  • カードキー
  • リモコンキー
  • スマートロック
  • 暗証番号錠
  • 生体認証錠

カードキー

「カードキー」とは、「磁気カード」や「ICカード」などカードキー対応のドアにかざすもしく通すことで、玄関ドアを施錠・解錠するカード型の鍵のことです。

そして、カードキーは大きく分けると以下の2種類あります。

カードキーの種類

  • カード型の鍵を鍵穴に差し込んで解錠・施錠を行うタイプ
  • 玄関扉にある〔読み取り機〕にかざすもしくはタッチすることにより開錠・施錠するタイプ

カード型なので、財布などにいれられるてかさばらないのが特徴です。

ねね

ホテルでカードキーが使われていのが一番想像しやすいと思います!

リモコンキー

わが家のスマートキー

「リモコンキー」とは、車に採用されいるセンサータッチキーと同じタイプの玄関ドア用のリモコン型の鍵のことです。

車のタッチキーと同様、近くに鍵を持っていれば解錠するセンサー機能や、ドアの鍵本体に触れるだけで解錠・施錠することができたり、少し離れた場所からボタンを押せば解錠・施錠できるという特徴を持っています。

ねね

スマートキーの中では一番身近に感じる種類なのでは!?

スマートロック

「スマートロック」とは、所有しているスマートフォンと連動させて使うタイプの鍵のことです。

カードキーのようにスマートフォンをかざし、施錠・解錠するのはもちろん、鍵をかけ忘れた場合には専用アプリを通じて外出先から遠隔操作することも可能にするので、とても便利かつ画期的な機能をもっています。

スマートフォンを持っていれば、別で鍵を持つ必要がないというのが大きな特徴と言えます。

SNSでよく見かけるスマートロックは以下の物があります。

口コミの高いスマートロック

  • Qrio LockQ-SL2(キュリオロック)
特徴
  • ハンズフリーのオートロック
  • ドアが閉まれば自動でロック
  • スマートスピーカーやスマートウォッチからの操作も可能
  • 合カギを共有できる(スマホや別売の「Qrio Key」を通じて)

ハンズフリーで施錠が快適に

アプリや本体の不具合・テープの耐久性がない

ねね

一部ですが、アプリや本体の不具合が起きて締め出し・・・なんて方もいらっしゃるようです💦

  • セサミ mini スマートロック
特徴
  • スマートウォッチやSiri・Alexaなどの音声で解錠できる
  • オートロック
  • 値段がリーズナブル
  • 開閉履歴の確認ができる

特殊なタイプの鍵に合いやすい・コスパが良い

 アプリや本体の不具合・本体の耐久性があまりない

ねね

端末側のNFC機能が有効かつ、背面などにIC付きのクレジットカードなどを入れていると通知が鳴り続く現象があるそう💦

暗証番号錠

「暗証番号錠」とは、鍵を使わずご自身で設定・登録した暗証番号やパスワードによって施錠・解錠できるキーレス錠の一つです。

鍵をもち歩く必要がないため、室内への置き忘れや紛失の心配がなく、合鍵を作ったりする必要もないのが特徴になります。

ねね

金庫などを思い浮かべれ想像しやすいですね!

生体認証錠

「生体認証錠」とは、スマートフォンでもおなじみの「指紋認証」などで鍵を開ける、キーレス錠の一つです。

センサーに置かれた指紋を読み取って開錠します。あらかじめ登録してある指紋を読み取るので、鍵を持ち歩く必要がなく紛失や盗難の心配なくなります

暗証番号式と同様に鍵を使わずに開錠できますが、番号を忘れてしまったり、暗証番号か外部に漏れたりする可能性もないため、第三者によって開錠される心配がなくなるのが最大の特徴と言えます。

スマートキーの防犯性

上記で様々な種類や特徴のあるスマートキーをご紹介しましたが、玄関ドアに導入するとなるとやはり気になるのは防犯性だと思います。

スマートキーの防犯性についても私の分かる限りで解説していきます。

防犯性の特徴として、以下の項目があります。

  • ピッキング対策
  • 複製の被害
  • 鍵の閉め忘れ

ピッキング対策

そもそも鍵穴のないカードキーや暗証番号錠などのスマートキーは、 ピッキングの被害にあう可能性がありません

また、鍵穴がないこのことで空き巣犯が侵入を諦めるという犯罪心理にも繋がりやすく、鍵を破壊し侵入される可能性がぐんと下がります。

ただ、全てのスマートキーに鍵穴がないという訳ではなく、スマートキーの電源が無くなってしまった時や停電などの非常時のためにカバーの内側に鍵穴が隠されている物もあります。

非常用のカギは「ディンプルキー」を使用しており、ピッキングしづらいものとなっている他、わが家の採用しているYKKの商品にはなりますが、「ピッキング防止機能」も付いているので少しばかり安心です。

ピッキング防止機能

1つ目の鍵が不正に開けられても、50秒以内にもうひとつの鍵を開けて扉を開けなければピッキング防止機能が働き、上下2つの鍵が再ロックされ不正解錠を防止する機能の事

YKKホームページより引用

複製の被害

最近、犯行の手口が巧妙となり職場のロッカーに置いている間などの、ほんの少し目を離した隙に合鍵を作られるという被害もあります。

カードキーは特殊な鍵となっているので、簡単に複製を作ることができません。また、スマートキーは自分のスマートフォン自体が鍵となるので、複製することはまず無理と言えます。

そして、暗証番号錠やスマートロックなどキーレスタイプのスマートキーを採用していれば、そういった被害に遭う可能性がなくなるので高い防犯性が確保でき、安心につながります。

鍵の閉め忘れ

スマートキーを導入し、さらに外に出たら自動的に施錠されるオートロック機能を活用すれば、鍵の閉め忘れによる被害も防げます。

こまめな施錠は防犯性を高めることの基本です。

ねね

コンビニやお散歩などの近所へ出かけるときなどついつい鍵をかけずに出かけてしまうという方は、スマートキーで対策しておくのがおすすめです!

ただ、オートロック機能を使用する場合は勝手に閉まるという事を常に頭にいれておかなければ、閉め出しの被害に合います。

スマートキーのメリット

スマートキーの種類や防犯性について分かったところで、次は導入にあたり生じるメリットについて解説していきます。

使用歴3年で感じたメリットは以下の3点挙げられます。

  • 持ち運びやすく、紛失の心配が少なくなる
  • 解錠・施錠の手間が省ける
  • 鍵の閉め忘れ防止となる

持ち運びやすく、紛失の心配が少なくなる

財布やスマホケースに入れやすいカードキーは、軽くて持ち運びに便利です。

万一、カードキーを紛失してしまった場合にも登録内容やデータを無効にすることが可能なので、即座に対応することが出来ます。

施錠・解錠の手間が省ける

玄関ドアの施錠・解錠の手間を大幅に削減できるのもポイントです。

買い物の帰りや、両手が塞がっている時、荷物をわざわざ床に置き鍵を回すという行為は面倒ですよね。リモコンキーを採用していれば、鞄の中に入っている状態で玄関を開けることが可能になります。

ねね

ボタン一つで開け閉めできるので、本当に便利な世の中になったと実感しています!

鍵の閉め忘れ防止となる

防犯性でも説明しましたが、オートロック機能を活用することで鍵の閉め忘れを防止することが出来ます。
日常的に

C子さん

鍵をかけ忘れたかも……

と不安になることがなくなるので、安心する事ができます。

スマートキーのデメリット

デメリットとしては以下の6点挙げられます。

  • 玄関付近に鍵を置いてはおけない
  • バッテリー切れの心配がある
  • 暗証番号やパスワードを忘れる心配がある
  • オートロック機能で閉め出される可能性がある
  • 子どもが勝手に外へ出てしまうことも
  • 値段が高い

玄関付近に鍵を置いておけない

玄関付近に置いてはいけない理由として、二つの理由があります。

  • 電源の消耗が早くなる
  • 置き忘れ防止機能によって解錠できなくなる

電源の消耗が早くなる

玄関付近に鍵を置いてしまうと、たえずドアとタッチキーの間で通信が行われ、双方の電池の寿命が極端に早くなる場合があるそう。

ねね

わが家では玄関の近くにおいており、3年間使用中ですが電池の交換はまだ一度もしていません!

置き忘れ防止機能によって解錠できなくなる

わが家のYKKAP製の商品の話にはなりますが、「置き忘れ防止機能」というのが付いています。

ホームページによると、その機能には以下のような記載があります。

ポケットKey※リモコンによる意図しない解錠を防ぐ機能です。
交信範囲内(2.5m以内)にポケットKey※リモコンを放置して数秒経つと、ハンドルのボタンを押しても、警告音が鳴り、施解錠ができなくなります。

◆「置き忘れ防止機能」はありますが、防犯上、ドアから2.5m以内にはポケットKey※リモコンを保管しないでください。
◆機能解除する場合は警告中にポケットKey※リモコンを揺らすか、リモコンのボタンを押してください。

引用元

バッテリー切れの心配がある

スマートフォンを鍵代わりに使うスマートロックだと、スマートフォンを紛失や置き忘れ、バッテリー切れによって鍵が開けられなくなる心配があります。

また、停電や電池切れなどによってドアノブのセンサーが作動しなくなることもあります。

このような緊急時を想定し、玄関ドアに鍵穴を作っており、他の人には分からないようにカバーされている製品は多くあります。わが家もそうです

スマートキー本体にも鍵が付属されています。

暗証番号やパスワードを忘れる心配がある

暗証番号錠に限定されるデメリットとなりますが、鍵を持たずに済み、鍵を盗まれる心配のないと思いきや、暗証番号やパスワードを忘れてしまった場合はとても厄介です。

メモしておくというのも、他人に見られる危険性があるので注意が必要です!また、予測出来る簡単な数字だと簡単に開けられてしまう可能性もあるので気を付けておかなければなりません。

オートロック機能で閉め出される可能性がある

鍵の閉め忘れ防止として、スマートキーのオートロック機能をおすすめしましたが、カードキーやリモコンキーなどを持たずに外に出て、玄関ドアを閉めてしまうと家に入れなくなる可能性があります。

オートロック機能を利用する場合は何らかの対策が必要

子どもが勝手に外へ出てしまうことも

これは、わが家に起きた最大のデメリットです。

家の中に「インターフェースユニット」というボタン式の操作盤が設置されています。玄関付近とリビングに設置しているので、リビングにいながら玄関を開け閉めでき、大変便利に感じていました。

わが家のインターフェースユニット

ところが、設置していた高さが娘の届く範囲だったため、大人がやっているのを真似て勝手にドアの開け閉めをはじめました……

幸いなことに外に誰かが出た時だけにしか出たがらなかったので助かりましたが、脱走癖のあるお子さんがいる場合は要注意です。

ねね

子供が背伸びしても届かない位置に設置しておく事をおすすめします!!

値段が高い

おおよその値段にはなりますが、通常の玄関ドアの値段に9万円程プラスされた金額となります。

セット内容

  • スマートキー ▶︎▶︎▶︎ 2つ
  • カードキー ▶︎▶︎▶︎ 3枚
  • 鍵 ▶︎▶︎▶︎ 2つ

利便性を知っているので許容範囲内の金額には感じますが、使用した事の無い方からしたらお高めな金額に感じるかもしれません。

最近ではスマホで操作する事が可能で、後付けとなっている使い勝手が良いなどの高い評価を得られているクイックロックなどのお値段がリーズナブルな商品もありますが、アプリや本体自身に何らかの不具合が起きてしまい、家の入れないなんて不安が拭いきれないのであまりおすすめはできません・・・。

ねね

値段は張るけど、締め出しの心配がないから安心して使えますよね!

玄関のスマートキーでもリレーアタックはされるのか!?

スマートキーが近くにあれば、ボタン一つで開くという便利な機能を悪用した「リレーアタック」と呼ばれる手法が話題になりました。

リレーアタックとは?

特殊な機器を使うと微弱な電波をキャッチして増幅させることができ、この電波を車両まで中継することで、ドアロックの解除やエンジンの始動を可能に

引用元:三井ダイレクト損保

結論として・・・リレーアタックはされないと言う事がわかりました。

YKKapドアリモのリモコンキーは、リレーアタックでは開かない!

LIXILリシェントのリモコンキーは、現状被害の報告はないが、気になる方は注意が必要!

引用元

ドアリモのリモコンキーがリレーアタックの被害にあわない理由はいくつかあるようです。

リレーアタックに合わない理由

  • 玄関ドアのリモコンキー常に電波を発している訳ではないから

常に電波を発している車のリモコンキーとは異なり、ドアのリモコンキー(ポケットkey)が電波を発信するのはリモコンのボタンが押された時、もしくはドアハンドルのボタンを押した時だけとなります。

  • 玄関ドアのリモコンキーは置き忘れ防止機能が働く

リモコンを作動範囲内に置きっぱなしにしてから数秒経つと、置き忘れ防止機能が働いてドアが解錠されなくなります。機能が働いている際は、ハンドルのボタンを押しても「ピッピッピッ」という警告音が鳴って鍵が開きません。(リモコンキーを警告音が鳴っている最中に動かすと正常な状態に戻る)

以上の理由から、常時電波を発するリモコを狙ったリレーアタックは、玄関のリモコンキーには利用できないという結論となります。

まとめ

便利性がよく、防犯性にも優れている玄関ドアのスマートキー(電子錠)使用歴3年のわが家で感じたメリットとデメリットについてご紹介しました。

最大のデメリットは値段の高さなのかな・・・と思います。

手の届きやすい後付けスマートキーもあるので、どちらがご自宅にあったものなのかをしっかり見極める事が後悔しないポイントとなります。

ねね

わが家では電子錠は採用して大正解でした✨

この記事で主に伝えたかった事

  • 玄関ドアのスマートキーは利便性と防犯性に優れている
  • スマートキーには主に5つ程の種類がある
  • カードキーとリモコンキーを採用しているわが家では通常のドアのお値段からおおよそ9万円プラスされた金額がかかった
  • インターフェースユニットを採用されるお子さんのいらっしゃるご家庭には設置高さに注意する必要があり

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この記事を書いた人

ブログ歴1年目/4桁ブロガー/2020年に【セキスイハイム】新居完成

住宅関連を主に、子育てや購入品レビュー記事を書いています。

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