マイホーム計画中の階段にどれほど人がよーく考えているでしょうか。
スケールトン階段なんてオシャレだよね✨
なんて、デザインについては考えたりしていても、登りやすさについてはさほど気にしていませんでした。
階段が完成し、登ってみたと同時に事の重大さに気がつきましたが、やり直すなんて事はもちろん不可能で、後悔する毎日です。
今回の記事では、そん風に毎日後悔してしまうほどの失敗した階段の仕様についてお話していこうと思います。
- マイホーム計画中の失敗談
- 階段の失敗点とその対策について
わが家の階段事情
上記の写真は完成後のわが家の階段です。
完成に至るまでの時系列順にご紹介していきます。
初期
家づくりの最初に採用されていた階段の種類は以下の階段。
- 折り返し階段(U字になっているのが特徴)
- 階段下トイレ
踊り場のスペースが広く取れ、万が一上から落下してしまったとしても下まで落ちてしまう危険性が低下する。また、階段下にトイレを設けることでスペースの有効活用に繋がる!
中間
間取りの様々な大部分が変更された時期に採用されていた階段の種類は以下の階段です。
- 直階段
- オープン階段
直階段は少ないスペースで階段が設置でき、オープン階段を採用することで広いお部屋を演出できる
最終
そして現在、わが家の採用している階段の種類は以下の階段です。
- 直階段
- 箱型階段
少ないスペースで階段を設置する事ができ、尚且つ箱型階段にしたことで大きな収納スペースとして設けることが出来る
階段下の収納スペースの活用方法は以下の記事にてご紹介しています。
住んでみて感じた階段の失敗点
冒頭でもお話しましたが、私達は階段の上りやすさを深く考えておらず、階段にスペースを取られない仕様を選びました。もちろん理由としては、ほかの部屋を広くしたいという気持ちが大きくあったからです。
結論として、以下の2点後悔したと感じました。
- 設置場所
- 急勾配
設置場所
わが家はリビング階段になります。子どもが大きくなった時のことを考えてリビング階段が良いと思っていたため、最初からリビング階段は決まっていました。
問題なのは、階段の下付近に旦那のお母さんの部屋があるという点です。
私達夫婦は夜型な生活をしている事と、旦那が夜中に帰ってくるシフトもあり2階に上がる時間は24時を回ることは殆ど毎日の日課となっています。
大きな文句を言われるわけではありませんが、どうやら足音はそれなりに響くようで、たまに階段の響音について言われることがあります。
この問題点は一般的なご家庭には当てはまらないと思いますが、二世帯住宅などのご両親と住まわれている方には注意するべき点に思います。
対策
わが家でできる対策は防音マットを敷くことと、静かに上る事を心がけるという2点しかありません。
わが家で使用している防音マットはワンちゃんの滑り止めを主に目的とし、購入しましたが、少しでも防音対策になっているのなら一石二鳥です。
急勾配
写真を見てパッと見分からないとは思いますが、狭いスペースに階段を設置したことにより急勾配な階段となってしまいました。
建設中2階に上がる際、踏み場が狭いように感じていましたが完成したら違和感はなくなると思い込んでいました。ですが、完成後もその違和感は消えることはなく、住み始めて3年経つ現在でも危険な階段だと毎日感じています。
特に、わが家には二人の幼い子どもがおり、6歳の娘が上る際の少しヒヤヒヤしますし、1歳半になる息子は階段の上り下りが楽しくてしょうがないの手すりを使い一人で上り下りをしようとする時もあります。
対策
この場合の対策方法としては、慣れるということと子どもを一人で上り下りさせないこの二つのみなります。
現に下には柵を設けており、2階にいる際には必ず目を離さないもしくは部屋から勝手に出られない工夫をするなどをしています。
上りやすいとされる寸法
一般的な踏み面は、20~30cmくらいあったほうが安全だと言われています。
多くの人が利用しやすく造られている公共施設などでは蹴上げ15cm、踏み面30cmとなっているケースが多いようです。
わが家の寸法
幅 | 82cm |
踏み面 | 21cm |
蹴上げ | 21cm |
上りやすい寸法と比べて分かるように、わが家の階段は決して上りやすい階段ではないといことが分かると思います。
よーく考えてみると私の足って23cmなので足が収まり切れていないんです・・・
建築基準の寸法
共同住宅の共用階段を除く、一般住宅の階段寸法の基準として以下のように決められています。
幅 | 75cm以上 |
踏み面 | 15cm以上 |
蹴上げ | 23cm以下 |
まとめ
今回はわが家の失敗した階段仕様についてまとめてみました。
建ててしまった後ではどうにも出来ないので、皆さんも階段を決められる際は、後悔しないようにして下さい。
なお、わが家の急勾配な階段を上りやすくする対策方法は、手摺を上から下に付けるということだけになります。
この記事で主に伝えたかった事
- わが家の階段はマイホーム計画中、階段下トイレ・オープン階段・箱型階段の順に変更されていった
- 箱型階段のメリットとして、少ない面積で階段を作ることができるとい点と、階段下の収納スペースを確保することができるという点の二つある
- 狭いスペースで建てる事優先しすぎてしまうと上りづらくなり、急勾配で危険な階段ができあがる
- 階段の踏み面のイメージが浮かびづらい時は自分の足のサイズを思い浮かべると分かりやすい
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