新居に住み始めて、消費電力を気にするようになりました。
一回の洗濯って、どれくらいの電気代がかかってるんだろう?
ふとこのように思い、気になったので調べてみました。
今回の記事では電気代の計算方法をわが家にある家電製品で実践しながら、分かりやすく説明していこうと思います。
- 電化製品の電気代の計算式
- わが家の電化製品で電気代の算出方法を実践
消費電力について
電子レンジやポット、洗濯機などを使う際にかかる電気代はどのように計算するのかを説明する前に、消費電力についてから理解していきましょう。
電化製品に貼られているシールや説明書を見てみると、消費電力・定格消費電力という記載があります。
- W〔ワット〕
- kW〔キロワット〕
- Wh〔ワットアワー〕
など様々な単位で表記されており、凄く分かりにくいと思います。
それぞれの意味としては以下のようになります。
Wh:「電気の量」
機械を1時間使った場合、これだけの電気の量が消費されるという表示
W/kW:量の単位ではなく、これに使った時間をかけることで「電気の量(Wh)」に変換することができる
電気代は「電気の量」×「量あたりの単価」で計算されます。
なので、W・kWで記載されている場合は「瞬間に使った電気の量(W)÷ 時間」の計算が必要になり、Whで記載されている場合は、1時間を実際に使った時間に変更する計算が必要となります。
W・kW→瞬間に使った電気の量(W)÷ 時間
Wh→1時間を実際に使った時間に変更する計算
計算式
消費電力について理解したら、次は計算式を知っていきましょう。電気代を計算するのに3つの計算が必要になります。
①消費電力量〔Wh〕を算出
・・・(消費電力量(Wh)=消費電力(W)に時間(h)をかけたもの)
消費電力(W)× 運転時間(h)= 消費電力量(Wh)
②Wh〔ワットアワー〕をkWh〔キロワットアワー〕に換算
・・・(電力量はkWh〔キロワットアワー〕で計算するため)
消費電力量(Wh)÷ 1000 = kWh〔キロワットアワー〕
③電気代の算出
・・・ご契約プランの1kWhあたりの電力量料金で、電気代を算出
kWh × 電力量料金(1kWhあたりの) = 電気代
電化製品の表記はW/Wh/kWhごとの計算方法は以下の式にあてはめると計算可能です。
✓消費電力がW〔ワット〕で表記されている場合
W ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電力量料金 = 電気代
✓消費電力がkW〔キロワット〕で表記されている場合
kW × 使用時間(h) × 電力量料金 = 電気代
✓消費電力がWh〔ワットアワー〕で表記されている場合
Wh ÷ 1000 × 電力量料金 = 電気代
わが家の電化製品で電気代を算出
それではわが家にあるいくつかの電化製品で先程ご紹介した計算式に当てはめながら、電気代の算出例を書いていきます。
実践した電化製品は以下の5つの製品です。
- 洗濯機
- 炊飯器
- 電気ケトル
- ドライヤー
- サーキュレーター
✓洗濯機 パナソニック|NA-FW903KS 【消費電力:315W】*生産終了
消費電力(W)× 運転時間(h)= 消費電力量(Wh)
315 × 1 = 315Wh
消費電力量(Wh)÷ 1000 = kWh
315Wh ÷ 1000 = 0.315kWh
kWh × 電力量料金(1kWhあたりの) = 電気代
0.315kWh × 26円(夏冬平日時) = 3.51円
以上の計算で洗濯機1時間の電気代は3.5円ということなり、わが家の1回の洗濯時間はおおよそ30分程(洗い・すすぎ・脱水共に10分)なので、以下のような結果になります。
(わが家の)洗濯機一回分の電気代は1.7円
✓炊飯器 パナソニック|SR-CVSX180 【消費電力:1400W】
先ほどの計算式を使って計算していくと、以下の結果となります。
=1400Wh
=1.4kWh
=37円(36.4円)
わが家の炊飯器1回の電気代が37円ということになります!
✓電気ケトル ティファール| KO3408JP 【消費電力:1250W】
=1250Wh
=1.25kwh
=36円(32.5円)
ただ、電気ケトルは1時間を使うなんて事は殆どないため、1回の使用時間を分間として電気代を算出しまた。
ケトルの一回の使用(5分間)での電気代は3円となります!
電気ケトルとパナソニックIHクッキングヒーターの「自動湯沸かし機能」この二つのやり方で、どちらのやり方がより早くお湯が沸騰するのかという事と、消費電力(W)は異なるのかについての記事を書きました。【電気ケトル VS IH湯沸かし機能】
✓ドライヤー パナソニック|EH-NA9E-RP 【消費電力:1200W】
=1200wh
=1.2kwh
=31円(31.2円)
ドライヤーの1時間の電気代は31円という計算になりました。
ただ、電気ケトルと同じようにドライヤーを1時間起動し続けるという事は殆どないに等しいです。そのため、ドライヤー1回の使用時間を10分間とし、1回の電気代を算出していきます。
以上のことを踏まえて計算すると、ドライヤー1回の使用(10分間)での電気代は5.2円になります。
✓サーキュレーター アイリスオーヤマ|KCF-SDC151T 【消費電力:25W】
=25wh
=0.025kwh
=0.7円(0.65円)
わが家のサーキュレーターの1時間の電気代は0.7円でした。
サーキュレーターは日中殆どつけてつけっぱなしの状態です。仮に、12時間つけっぱなしと仮定するすると電気代は8円となります。
わが家のサーキュレーターについてのレビュー記事も書いてます。良ければこちらの記事をどうぞ。
まとめ
電気代の計算を私の知っているやり方でのご紹介をしました。
最近では、「電気代 計算」などと検索すれば勝手に計算してくれるサイトはありますが、私のように自分で計算してみたいという方の参考になればと思い記事にしてみました。
数字に滅法弱い私ですが、一度やり方を覚えてしまうと簡単に計算することができます✨
今回、実際に家にある家電製品で電気代を計算してみて改めて実感したのは、使用時間を短くするだけではなく省エネ性能の家電製品を選ぶことが節電に繋がります。
上記のサーキュレーターはわが家にあるサーキュレーターと同じメーカー(アイリスオーヤマ)のものですが、DCモニターが付いていないタイプなため少しだけ消費電力が高くなっています。
わが家のサーキュレーターとの比較図
DCモニターあり | DCモニターなし | |
---|---|---|
消費電力 | 25W | 29W |
1時間の電気代 | 0.7円 | 0.75円 |
24時間※の電気代 | 17円 | 20円 |
1年間※の電気代 | 6,222円 | 7,320円 |
上記の図を見比べてみると年間での電気代の誤差が1,098円とかなりあります。
サーキュレーターのような小型家電でこれ程の値段差があるということは、大型家電のテレビや冷蔵庫となると値段差はもっと高額になってくると思います!
家電製品の購入の際は、省エネ性能なのかも注目してみてほしいです。
この記事で主に伝えたかった事
- 電気代を計算するのに3つの計算が必要となる【①消費電力量(Wh)を算出⇨②Wh(ワットアワー)をkWh(キロワットアワー)に換算→③電気代の算出】
- 電化製品の使用時間を短くするだけではなく、省エネ性能の家電製品を選ぶことが節電に繋がる
コメント
コメント一覧 (4件)
[…] 電化製品の電気代の計算方法はこちらの記事にて分かりやすく説明しています。 […]
[…] 電化製品の電気代の計算方法を知ってますか? […]
[…] 電化製品の電気代の計算方法は他記事にてご紹介しています。詳細はこちらをどうぞ […]
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