コーティングが施されたフライパンは買った当初は快適に使えていても、使い続けるうちに食材がこびり付きやすくなりったり、コーティングがはがれてきてしまっていますよね。
多くの方がコーティングありのフライパンに対して、以下のようなマイナスな印象を抱いている事が多いようです。
最初は滑って使いやすかったけど、だんだんと焦げつくようになった…
安いけどあまり長持ちしない
私自身も、コーティングありのフライパンは基本的には消耗品と考えています・・・
消耗品といっても、2・3年程と言われています。ただこの2・3年は正しい使い方をすれば持ちますが、間違った使い方をしてしまうと、1年程でコーティングが剥がれてきてしまいます。
なので今回は、少しでもフライパンを長持ちさせるための正しい使い方をご紹介しようと思います。是非、参考にしてみて下さい!
- 表面加工されたフライパンについて
- 焦げついてしまう原因と対策方法
- フライパンを長持ちさせる方法
表面加工されたフライパンとは?
コーティングありのフライパンとは、フッ素樹脂やセラミックなどで金属の表面をコーティングし、食材をこびりつきにくくしたフライパンのことです。
種類
表面加工されたフライパンの主な種類は、以下の5つあります。
- フッ素(テフロン)加工
- マーブルコート
- ダイヤモンドコート
- チタンコート
- セラミック加工
それぞれの特徴は他の記事にてまとめています。フライパンにコーティングは必要?代表的な5種類の特徴について🐛
特徴
表面加工されたフライパンの特徴として以下の7つあります。
- こびりつきにくく、調理しやすい
- 使用している素材は主にアルミのため軽い
- お手入れが比較的簡単
- 少量の油で調理できる
- 買い替えが必要
- 熱伝導があまり期待できない
- 一度焦げ付くとコーティングが駄目になる
焦げ付く原因とは?
表面に傷 ▶︎▶︎▶︎ コーティングが剥がれ、薄くなる ▶︎▶︎▶︎ 食材がくっついて焦げる
使用していくと表面に傷がつき、そしてだんだんと剥がれていき、コーティングが薄くなります。これにより食材がくっつき、焦げつくようになります。いわゆる劣化とも言えます。
なお、コーティングはいずれ剥がれてしまいますが、少しでも長持ちさせることは可能です。
フライパンを長持ちさせる方法
表面加工が施されたフライパンをなるべく長持ちさせる使い方と、劣化を早めてしてしまう原因を合わせてご紹介します。
- 火力は中火以下で
- 調理後に急冷しない
- 金属製以外のツールを使用する
- 油を入れてから火をつける
- 長期保存は避ける
- 柔らかい素材のスポンジを使用する
火力は中火以下で
表面加工されたフライパンの多くは、熱伝導の良い「アルミニウム合金」のため中火でも十分加熱できます。
悪い使い方
過度の空炊きや高温調理を長く続けると、ふっ素樹脂加工の表面が傷み寿命が早まります。
表面加工されたフライパンの耐熱温度は約260℃(セラミック加工は300℃)なので、弱火~中火で使用していれば問題ありません。
温度が最も上昇しやすいのは、水や食材が何も入っていない余熱のタイミングです。加工されたフライパンは熱に弱く、コーティングが熱によって損傷し、場合によっては有毒ガスを発生させる危険性もあります。寿命を短くする一番の原因は「強すぎる火加減」です。
調理後に急冷しない
調理して直ぐに水をつけておかないとこびりつくからという考えで、火から出してすぐ冷たい水にフライパンを浸していませんか?
水をかけ、「ジューッ!」となっているのはフライパンと水の温度差があるという証拠です。しばらく置いて冷ましてからもしくは、フライパンの温度と変わらない温度の水をかけるようにして下さい。
金属製以外のツールを使用する
先のとがった金属製などを使用すると、無意識に力を込めてしまっている可能性があります。そして、そのことにより、傷がついたり、ふっ素樹脂加工がはがれやすくなります。そのため、木べらや樹脂製・シリコーン製の物を使うようにしましょう。
おすすめ商品
フライパンのパッケージに「金属ヘラOK」などの表示があれば、金属製のツールでも構わないと思います。
油を入れてから火をつける
先程、フライパンをある程度冷ましてから洗うというやり方をご紹介したように、急激な温度変化は表面加工の剥がれへと繋がりうるため必ず油を入れてから火をつけるようにしましょう!
長期保存は避ける
表面加工のフライパン(または鍋)に料理を入れたまま保存することは基本的にはNGです。
特に塩分の強い料理を入れたままにすると、加工の表面にある目には見えない小さな穴から塩分がしみ込んで、下地の金属を腐食させてしまうおそれがあります。その結果、表面加工が浮き上がり、剥がれていく原因となります。
他の方の書かれている記事によっては「1日まではOK!」との記載をお見かけしますが、1日と2日以降の差が明確に記載されている訳ではないので、あまりオススメはできません!
柔らかい素材のスポンジを使用する
表面加工のフライパンの特徴として、擦らずに簡単に汚れを落とす事ができます。
もし、焦げついてしまったらお湯でつけておくか、フライパンが冷めてから水でつけておくという方法をすれば、取れなくなることは無いハズです。(※表面加工が沢山剥がれてしまっていたら取れない場合もあります。)
なお、スポンジのざらざらした面で擦ってしまうと、加工の剥がれに繋がりフライパンの寿命が早まります。なるべく柔らかい面で洗うように心かげてください。
歴代の使用してきたスポンジの中でおすすめなもの
- 泡立ちの持続力▶︎▶︎▶︎ダスキンのスポンジ
- 柔らかさ重視▶︎▶︎▶︎パックスナチュロンのスポンジ
- 耐久性▶︎▶︎▶︎スコッチブライトのスポンジ
- 水切れの良さ▶︎▶︎▶︎泡キュット
色々なスポンジを試してみて現在は、泡キュットのスポンジを愛用中です✨
長持ちするフライパンの選び方
長持ちするフライパンの基準として、コーティングの層が多いものを選ぶと良いです。コーティングの層の数が耐久性に大きく影響しています。
代表的な表面加工されたフライパンは5種類あり、強度は以下のような順番となります。(強い順)
- チタン・コート
- ダイヤモンド・コート
- マーブル・コート
- セラミック加工
- テフロン加工
4層以上のコーテイングが施された商品が、耐久性の高いフライパンと言われています!
以上の情報を元に私が長持ちするフライパンの選び方をまとめている記事もあるので、詳細を気になる方はこちらの記事へどうぞ▶︎▶︎▶︎耐久性の高いフライパン選ぶ5選!
まとめ
表面加工されたフライパンを長持ちさせる方法として6つの方法をご紹介しました。これらに共通していることは、表面の加工を傷つけないように細心の注意が必要ということを覚えておきましょう!』
表面加工されたフライパンは軽く、くっつきづらく、お手入れが加工なしのフライパンと比べ簡単なため、多くの方が使われているのではないでしょうか。
なお、表面加工ありと加工なしのフライパンの違いについてはこちらの記事にてまとめています。▶︎▶︎▶︎表面コートがありとなしとでは何が違うの?
使いた方を間違ってしまうと1年も経たず駄目にしてしまうというケースを多くお見かけしました。わが家の実家でも次から次へとフライパンが買い替えられ、正しい使い方をしていればもっともつのに…と常々もったいないなと感じていました。
日頃の習慣として覚えてしまえば、さほど苦には感じないと思うのでこの機会に正しいお手入れをして、少しでもフライパンを長持ちするはずです!
この記事で主に伝えたかった事
- 表面加工されたフライパンとは、フッ素樹脂やセラミックなどで金属の表面をコーティングし、食材をこびりつきにくくしたフライパンの事を言う
- こびりつきにくく、調理しやすいというメリットの反面、一度コーティングが剥がれてしまうと食材がひっつき、それによってフライパンの状態を悪化させる
- 表面コートされたフライパンはかなりデリケートのため、傷をつけないように注意を払いながら調理していかなければならない
- 長持ちするフライパン選びにはコーティングの層の多さが決手となる
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